マヤ暦の歴史を超かんたんに|古代マヤ文明から現代のマヤ暦まで

マヤ暦の話を始めるとき、避けて通れないのが「そもそも、どこから来たの?」という疑問です。ここでは歴史を必要最低限にしぼって、ミユンとルミの対話でたどります。

ルミ

マヤって、ピラミッドを作った昔の人たちだよね。その人たちが暦も作ったの?

ル

ミユン

ミユン

そうだわん。マヤ文明は、今のメキシコ南東部から中央アメリカにかけて栄えた文明で、天体の観察がとても得意だった。星や太陽の動きを正確に読み取って、精密な暦をいくつも作ったんだわん。

ルミ

いくつも? 暦って、ひとつじゃないの?

ル

ミユン

ミユン

代表的なのは2つだわん。ひとつは「ツォルキン」という260日の神聖な暦。もうひとつは「ハアブ」という365日の太陽暦。この2つを歯車みたいに組み合わせて、長い時間を管理していたんだ。

ルミ

260日って、なんだか中途半端な数字だね。なんで260なの?

ル

ミユン

ミユン

260は「20×13」という掛け算から来ているわん。20の「太陽の紋章」と、13の「銀河の音」の組み合わせが260通りになる。マヤの人たちにとって、20と13は特別な数字だったんだ。この組み合わせが、今のマヤ暦の心臓部になっているわんっ。

「2012年に世界が終わる」という話について

ルミ

ねえミユン、昔「2012年にマヤ暦が終わって世界が滅びる」って聞いたことがあるよ。あれは本当?

ル

ミユン

ミユン

あれは誤解だわん。マヤには「長期暦(ロングカウント)」という、とても長い時間を数える暦もあって、2012年12月はその大きな区切りがひとつ終わるタイミングだった。暦の区切りは「終わり」じゃなくて「切り替わり」。カレンダーの最終ページが終わっても、世界は終わらないのと同じだわん。

古代の暦が、なぜ今の「マヤ暦」になったの?

ミユン

ミユン

現代に広まっているマヤ暦は、古代マヤの暦の知恵を土台に、ホゼ・アグエイアス博士が体系化した「13の月の暦(ドリームスペル)」が広まったものだわん。生まれた日のKINから、その人の性質や役割を読む。日本では、この読み方が「マヤ暦」として親しまれているんだ。

ルミ

なるほど。昔の天文学の知恵が、ぼくたちの「自分を知る道具」に生まれ変わったんだね。

ル

この記事のまとめ
・マヤ暦のルーツは、古代マヤ文明の精密な天体観測
・心臓部は260日の暦「ツォルキン」=20の紋章×13の音
・2012年の話は「暦の区切り」の誤解
・現代のマヤ暦は、古代の知恵を「自分と流れを読む道具」として体系化したもの

次は、すべての土台になる「マヤ暦とは? KINと260日の基本」へ進みましょう。大全集の目次はこちらです。